福岡県で契約できるセントラル浄水を性能・費用で徹底比較

家中すべての水をまるごと浄水できる「セントラル浄水」。

キッチンだけでなく、お風呂や洗面所の水まで塩素や不純物が除去されるため、健康や快適な暮らしを重視するご家庭を中心に注目が高まっています。

一方で、メーカーごとに仕様や料金プランが異なり、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も少なくありません。

そこで本記事では、セントラル浄水の性能と費用の考え方を整理したうえで、福岡県で契約できる主要メーカーを分かりやすく比較します。

セントラル浄水選びで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。

浄水器の性能を決める2つのポイント

セントラル浄水の性能は、次の2点でほぼ決まります。

  • 1つ目は「どんな物質を除去できるか」
  • 2つ目は「どれだけの水を処理できるか(浄水フィルターの寿命)」です。

この2点を理解することで、各社の違いが見えやすくなります。

除去できる物質は「ろ材」で決まる

浄水器でどの物質が除去できるかは “使用されているろ材” で決まります。

各社のパンフレットでは「PFASを除去」、「トリハロメタン対応」といった表現が並びますが、実際には多くのセントラル浄水器が活性炭を中心とした似た構成のろ材を使用しています。

そのため、除去できる物質に大きな差が出ることはあまりありません

ここでは、家庭用浄水器で使われる代表的な5種類のろ材について簡単に解説します。

不織布(ふしょくふ)

不織布とは、糸を織らずに、細かな繊維を絡み合わせてシート状にした素材のことです。砂や泥、赤さびなど比較的粗い不純物を除去するのに使われます。浄水器ではこの不織布をフィルターの最初の層として配置するケースが一般的です。

活性炭(かっせいたん)

多くのセントラル浄水器で使われているメインのろ材です。活性炭は樹木やヤシ殻などを高温処理したもので、表面にある無数の微細な孔によって、塩素やニオイ、有機物などを吸着して除去します。

使用とともに孔が不純物で埋まり、除去性能は徐々に低下します。そのため、粒状や繊維状に加工して表面積を増やし、吸着力を高める工夫がされています。

中空糸膜(ちゅうくうしまく)

ストロー状に中が空洞になった細い繊維を束ねたろ材です。ろ過前の水はこのストローの内側または外側を流れ、ストローの壁に空いている微細な孔(あな)を通過して反対側に染み出します。微細な孔を通過する際に、孔を通れない不純物が物理的に取り除かれます。

ただし、使用期間が長くなると目詰まりによって水量が低下しやすいため、セントラル浄水では採用例が少なく、主に蛇口直結型などの小型浄水器で使われています。

セラミック

セラミックは簡単に言うと焼き物のことで、表面に微細な孔(あな)が沢山できるように特殊な製法で作られた焼き物をろ材として使用します。

活性炭と同じく微細な孔に不純物を吸着させることで、水中の不純物をろ過します。

重金属吸着材

重金属吸着材は、鉛・ヒ素・水銀・カドミウムなどの重金属を吸着するための専用ろ材です。種類によって対応できる金属は異なりますが、特定の重金属を強力に除去できます。

水道水中の重金属については水質基準をクリアするように浄水場で除去されるため、重金属吸着材は地下水を使用する場合などに特に効果を発揮します。

処理できる水の量はメーカーごとに大きな差がある

セントラル浄水のもう一つの重要な性能指標が、総濾過水量(そうろかすいりょう)です。

総濾過水量とは、フィルターが性能を維持してしっかりと不純物を除去できる水の合計量を指します。この水量を超えると、フィルター交換が必要になります。

総濾過水量が小さいと、交換頻度が増え、手間もコストもかさみます。

一般的な目安は約50万リットルですが、製品によっては30万リットル程度のものから、75万リットルを超えるものまで差があります。

パンフレットには「フィルター交換は1年に1回」「2年に1回」と交換頻度で書かれていることがありますが、水の使用量の想定はメーカーごとに異なります。
交換頻度の表記ではなく、必ず総濾過水量の数値を確認しましょう。

セントラル浄水にかかる費用

セントラル浄水は本体価格だけでなく、工事費やフィルター交換費用など、複数のコストが発生します。そのため使い始めてから「思っていたより高かった」と感じることがあります。

セントラル浄水を契約する際には費用の全体像を理解しておくことが大切です。

費用は、大きく次の3つに分けられます。

1.導入費用

導入時にかかる費用には、浄水器本体の代金設置工事費その他導入費があります。

本体価格はメーカーによって幅があり、20万円台から高いものでは80万円を超える場合もあります。

また、セントラル浄水器の販売形態には以下の2つがあります。

  • 浄水器本体を購入する「本体購入型」
  • 月額料金で利用する「サブスク型」や「レンタル型」

サブスク型やレンタル型は、浄水器本体の代金が月額料金に含まれるため導入時に本体代の支払いはありません。

次に設置工事費ですが、これは給水管にセントラル浄水器を取り付ける工事の費用です。各社「基本工事費」という形で工事費用を開示していますが、この金額は最低の工事費になります。住宅の構造や設置環境によっては追加の工事費がかかる場合があり、注意が必要です。

設置工事費については、本体購入型だけでなくサブスク型やレンタル型でも必要になるケースが一般的です。

その他の導入費ですが、会社によって「導入費用」や「契約料」などの名目で5万~10万円以上の支払いを求められるケースがあります。これは浄水器導入に伴う事務費用や販促費(紹介費用など)、レンタル型やサブスク型で浄水器本体代の一部を賄うために徴収している費用と思われます。

2.維持費

維持費はセントラル浄水導入後、浄水器を維持管理するための費用で月額使用料やフィルター交換費用があります。

サブスク型やレンタル型では、月額使用料として3,000円〜5,000円程度支払うのが一般的です。

サブスク型は月額費用に、フィルター交換を含むメンテナンス費用がすべて含まれていますが、レンタル型はフィルター交換などのメンテナンス費用が別料金の場合もあり注意が必要です。

本体購入型の場合は月額使用料は発生しませんが、月額3,000円〜4,000円程度の保守サービスを提供している場合があり、加入すると月額固定の金額でフィルター交換などのメンテナンスを実施してもらえます。

本体購入型(保守サービス未加入)やレンタル型(フィルター別売り)の場合は、定期的にフィルター交換の費用が発生し、作業費込みで2万円〜5万円程度が一般的です。交換頻度はご家庭の使用水量によりますがどの製品も概ね1~2年に一度が目安です。

3.解約費用

セントラル浄水を検討する際、見落とされやすいのが解約時にかかる費用です。特にサブスク型やレンタル型で解約費用が発生するケースがあります。

サブスク型やレンタル型のセントラル浄水は、浄水器本体の費用などを月額料金で回収する仕組みになっています。そのため、「最低利用期間(契約期間)」が設定されている場合があります。

この最低利用期間に解約すると、解約金や違約金、残契約期間分の一部料金などが請求される場合があります。契約期間は半年〜数年程度が一般的で、金額や条件は会社ごとに大きく異なります。

もう一つ重要なのが、現状回復工事費です。

セントラル浄水の使用をやめる場合、浄水器本体からフィルターを取り外せば浄水器本体を残したままで設置前と同様に水道を使用できます。

しかし賃貸住宅にお住まいなど、何らかの理由によりセントラル浄水の利用停止と同時に浄水器を撤去する必要がある場合には現状回復工事が必要になります。

現状回復工事には設置工事と同程度の費用がかかることが多く、解約時に予想外の負担が発生しないように、解約費用と現状回復費用について契約前に必ず詳細を確認しましょう。

福岡県で契約できるセントラル浄水器各社比較

以下は福岡県で契約可能なセントラル浄水の性能と費用を整理したものです。10年間使用した場合の一月あたりのコストも記載します。

ピュアセントラル

イーテックは、家中まるごと浄水器という愛称(製品名はピュアセントラル)でセントラル浄水システムの販売・施工を手掛ける会社です。この記事で紹介している7製品の中で、唯一重金属除去剤をろ材に使用しています。

販売形態本体購入型
フィルターろ材不織布、活性炭、重金属除去材
総濾過水量40万ℓ
導入コスト40.5万円~(税込み)
【内訳】本体価格 35.2万円+工事費5.3万円~
月額費用3,300円(税込み)
フィルター交換お任せサービス利用時
一月あたりのコスト
(10年間利用時)
6,673円/月
解約コストWeb非開示

一月あたりのコストはフィルター交換お任せサービス(任意加入)に加入している場合のコストです。このサービスに申し込まない場合はフィルター交換時にフィルター代(税込41,800円)と交換作業費(税込9,900円)が必要になり、一月あたりのコストがより高くなります。

ReFINE(リファイン)

ReFINEは、愛知のポンプ・水処理装置メーカーである株式会社エイチツーが展開するセントラル浄水器のブランドです。全国に対応しています。この記事で紹介している7製品の中で、月額料金が最も安いです。

販売形態レンタル型(フィルター含む)
フィルターろ材不織布、ブロックカーボン(活性炭)
総濾過水量55万ℓ
導入費用17.9万円~(税込み)
【内訳】導入費 11.7万円+工事費6.2万円~
月額費用3,036円(税込み)
一月あたりのコスト
(10年間利用時)
4,530円/月
解約コスト解約手数料、取外復旧工事無料

AQUAS5(アクアス5)

AQUAS5は、セントラル浄水のパイオニアである株式会社アクアス総研が展開するセントラル浄水器のブランドです。全国に対応しています。

販売形態レンタル型(フィルター含む)
フィルターろ材不織布、活性炭
総濾過水量50万ℓ
導入費用15.7万円~(税込み)
月額費用4,356円(税込み)
一月あたりのコスト
(10年間利用時)
5,667円/月
解約コスト解約手数料、浄水器取外し費用無料

イトウェル

福岡市で水処理機器の設計、販売を手掛けるリスイシステム株式会社のセントラル浄水器です。

販売形態サブスク型
フィルターろ材各種セラミック、活性炭
総濾過水量44万ℓ
導入費用11万円~(税込み)
【内訳】導入費用5.5万円+工事費5.5万円~
月額費用4,980円(税込み)
月額費用に2年に1度のフィルター交換含む。
フィルター交換が1年毎のプランは月額6,480円
一月あたりのコスト
(10年間利用時)
5,897円/月
解約コスト解約手数料、撤去基本工事費無料

最上清流(さいじょうせいりゅう)

福岡県那珂川市の浄水器メーカー エヴァブリッヂが製造するセントラル浄水器です。最上清流は代理店を通しての導入になり、代理店によって費用が変わります。このページでは代理店の1社である株式会社アルゴノーツの価格を掲載します。

販売形態本体購入型
フィルターろ材活性炭
総濾過水量40万ℓ
導入費用45.7万円~(税込み)
【内訳】本体費用41.8万円+工事費3.9万円~
維持費33,000円/年(税込み)
フィルター交換費用
一月あたりのコスト
(10年間利用時)
6,552円/月
解約コスト代理店による

エクストラアクア

エクストラアクアは福岡市の株式会社アクアリノベーションが提供するセントラル浄水器です。本体料金及び基本工事費が無料で、この記事で紹介している7製品の中で導入費用が最も安いです。

販売形態レンタル型(フィルター別)
フィルターろ材不織布、活性炭
総濾過水量30万ℓ
導入費用0円~(税込み)
基本工事費無料
設置環境によって追加費用が発生する場合がある
月額費用3,300円(税込み)
その他、維持費33,000円/隔年(税込み)
フィルター交換費用(2年に1度)
一月あたりのコスト
(10年間利用時)
4,675円/月
解約コスト2年未満での解約は38,500円の違約金あり

澄明(ちょうめい)

澄明は福岡市の株式会社ライフウォーターが販売しているセントラル浄水のブランドです。アトピーなどの肌トラブルを抱えている人のために、飲み水だけでなくお風呂やその他生活に使うすべての水から肌にダメージを与える塩素や有害物質を取り除くために開発された浄水器です。高性能ながらリーズナブルな価格でセントラル浄水を利用できるのが特徴です。

販売形態サブスク型
フィルターろ材不織布、活性炭
総濾過水量50万ℓ
導入費用設置工事費として
戸建て住宅 5万円(税込み)
マンション 2万円(税込み)
月額費用3,300円(税込み)
1年に1度のフィルター交換含む
一月あたりのコスト
(10年間利用時)
3,717円/月
解約コスト解約手数料無料
現状回復工事2~5万円程度(希望者のみ)

比較表

浄水性能比較

製品名 ろ材
総濾過
水量
ピュア
セントラル
不織布
活性炭
重金属除去材
40万ℓ
ReFINE 不織布
ブロックカーボン
55万ℓ
AQUAS5 不織布
活性炭
50万ℓ
イトウェル セラミック
活性炭
44万ℓ
最上清流 活性炭 40万ℓ
エクストラアクア 不織布
活性炭
30万ℓ
澄明 不織布
活性炭
50万ℓ

価格比較

製品名 導入費用 月額料金 月平均コスト
(10年利用時)
ピュア
セントラル
40.5万円~ 3,300円 6,673円/月
ReFINE 17.9万円~ 3,036円 4,530円/月
AQUAS5 15.7万円~ 4,356円 5,667円/月
イトウェル 11万円~ 4,980円 5,897円/月
最上清流 45.7万円~ なし 6,552円/月
エクストラアクア 0円~ 3,300円 4,675円/月
澄明 2万~5万円 3,300円 3717円/月

上記を参考に、ぜひご家庭のニーズにあったセントラル浄水を選んでください。